NEW 今年度3回目の「AI&FinTech先進技術勉強会」が9月11日にNPO会員およそ20名が参加し八丁堀ハイテクセンター会議室で「AIチャットボットをビジネスの“最高の相棒”に」というテーマで開催されました。今回はAIを活用したユーザーと自然な対話ができるハイブリッド型「 AIチャットボットサービス」を取り上げました。
勉強会の講師には、日本のAIチャットボット市場でシェアNO.1といわれている株式会社ジェナの代表取締役 手塚康夫氏にお願いし、同社が持つAIチャットボットサービス「hitTO」を中心にお話いただきました。現在、AIチャットボットが使われている分野は、ITヘルプデスクや総務人事部門が担当する社内の問い合わせ対応などで、全体の利用分野の7割近くを占めています。今後は、お客様向けのWebサイトでの自動応答などで大きな期待を集めています。
AIチャットボットを推進する上で成功のポイントとなるのは「回答精度の向上」、「管理工数の削減」、「利用率の向上」などで、そのためには適切な適用業務の選択や事前の学習データの充実、ユーザーからのフィードバックに合わせた継続的なメインテナンスを必須としています。
参加者からは「IBMワトソンとの使い分けは?」、「ビジネスチャットとAIチャットボットとの関係は?」、「MSのTeamsとの共存方法は?」、「すでに社内規定や事務規定の検索システムが入っている場合には効果はあるか?」、「AlexaやSiri, GoogleアシスタントなどAIスピーカーとの連携は?」、「ソフトの利用料は?」、「お客様向けのWEBサイトでの利用はどのような展開に?」などの質問があり、活発な議論となりました。